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同僚エンジニアなるもの

2017-11-24



パリ症候群(syndrome de Paris)という言葉がある。小説や映画の影響でフランス・パリに対して「街を歩く誰もがお洒落」「素晴らしい街並み」といった憧れを抱えすぎるために、実際にパリへ旅行や就業で訪れると憧れとはかけ離れた現実の姿にショックを受けて鬱々とした気分に陥る現象のことだ。

これを馬鹿馬鹿しいと笑うだろうか。しかし、自分はそうも思えない。何故なら自分にも身に覚えがある経験だからだ。ただし、その憧憬はパリではなくIT業界の職場というものに対するものだが。

アホみたいに優秀なエンジニアたち

本題を話す前に自分がどうやってエンジニアになったかについて少し触れる必要がある...

[翻訳]Webアプリを10倍速くする10のtips(上)

2017-11-05



元記事: 10 Tips for 10x Application Performance
https://www.nginx.com/blog/10-tips-for-10x-application-performance/

Webアプリのパーフォンス改善はますます重要になっているよね。経済活動においてインターネットが占める割合はどんどん増えてるしさ。先進国の経済なんて5%以上がオンラインで動いてるくらいだ。それに伴ってWeb速度に対するユーザの期待もガンガン上がってしまってるよ。もしも、あなたのところのWebサイトやアプリがすぐ反応しなかったら、すぐに見限られて商売敵のところへ移っち...

ISUCON前線異状なし

2017-10-24



誰だか忘れてしまったが友達がこんなことを言っていた。
『教師というのは2種類いる。自分の傍で手取り足取り教えてくれる教師、そして遥か前方で目標として立っている教師だ』

今回ISUCONへ参加して得られた最も大きな収穫は後者の教師と数多く遭遇することが出来たことだ。後者の教師は必須だが前者は最悪いなくても進むことが出来る。目標がなければどこへも行けない。自分に何が足らないのか、何を学ぶべきなのか、自分の実力がどれほどの位置なのかを教えてくれる。圧倒的な技術力とスコア差でボコボコにすることによって。

事の起こり

事の起こりは僅か1ヶ月前だ。たまたまISUCONというWebアプリを高速化...

記録されない99%の時間

2017-10-15



人は日常を記録しない。記録するものの多くは小さなハレである。誰かと旅行をした、誕生日を祝った、ちょっと良い店へ行った。そうした時に人は写真を撮り、ツイッターで呟き、Facebookに投稿する。しかしハレの時間など割合で言えば僅かに1%程度のものでしかない。

多くの時間を人は自室で過ごしたり職場で過ごすだろう、あるいは学生なら教室だ。人生の大半はこうした決まりきった場所で過ぎて行く。しかし、その人生の大半は記録されない。誰も散らかった自室や職場を撮影してアルバムに挟んだりはしない。

こうした日常は過ごした人間にとっては、確かに記録するに足らないものだ。しかし、他人のそれは興味深いもので...

騒々しい無音の世界

2017-10-15



この日の最後に向かったのがNTTのICC(インターコミュニケーションセンター)である。この展示施設にはコミュニケーションを題材とした展示物が並んでいる。実際のところ、コミュニケーションというよりはインタラクション(相互作用)とでも呼ぶべきモノが中心だ。鑑賞者と制作者との相互作用を持つアート、といった印象を受けた。

例えば鑑賞者の位置によって姿を変える映像や、手元にあるカードを並び替えることで変化する音楽だ。会場に入ってすぐにあるのは初期の蓄音機のような姿をした展示品で、マイクとスピーカーを兼ねる大きなラッパが木の箱についている。ラッパに向かって音声を吹き込んだ後で箱の横にあるハンドルを...